アフリカの島カレー。フランスが持ち込んだビーフシチューに、各地からやってきた移民が様々な食材を加えることで誕生しました。
サルサクリオラ (野菜たっぷりソース) / アルゼンチン
食材を切って和えるだけで完成。肉にかけることで魅惑的な味を生み出します。米との相性も良いので、米に肉を載せ、そこにこのソースをかけて食べました。最高の丼が味わえます。
シンガポールチキンライス / シンガポール
東南アジア各国で親しまれているチキンライスの元祖。中国から移住してきた人々は、当時のシンガポールを占領していたイギリス人に仕えました。しかし、日本軍がイギリスを破ってしまいます。収入源を失った移住者は故郷の郷土料理で店を営むようになり、多くの人が知る料理となりました。
玉子焼き / 日本
お弁当でもおなじみの玉子焼き。寿司屋でもよく見かけますよね?卵は割らない限り日持ちします。魚が獲れなかった時に備えて、江戸時代の寿司屋で提供されるようになり、少しずつ知られるようになったのです。第二次大戦後に政府主導で鶏卵が奨励され、完全に定着しました。
キーマカレー (ひき肉とスパイスのシチュー) / インド
ひき肉で作るキーマカレー。現地ではシチューという位置づけです。ペルシャ、中央アジア、ヒンドゥーの文化が融合して誕生しました。皇帝が愛した料理で、数百年の歴史があります。
ドネルケバブ / トルコ
トルコを代表するファストフードであり、とても有名な料理。横長の回転式肉焼き器を縦置きにすることで現在のスタイルになりました。箸文化ゆえ、小間切れ肉に慣れている日本人にはとても親しみがあるのではないでしょうか。今回はトルコ大使館が公開したレシピを参考にさせていただきました。
ジュジェ・ケバブ・タベイ (ゴールデンサワーチキン) / イラン
数多くある伝統的なイランケバブの一つ。世界最大のサフラン生産国らしく、サフランで美しい色に仕上げます。エキゾチックな焼き鳥、といったところですね。
スモーブロー (デンマークのオープンサンドイッチ) / デンマーク
北欧のいわゆる海賊・ヴァイキングにルーツがある、個人的にロマンあふれる料理。サンドイッチという位置づけですが、ナイフとフォークで食べます。見た目にこだわったヴァイキングのように、盛り付けにもこだわる料理です。ライ麦パンと食べれば現地の味を存分に堪能できるでしょう。
ブロデット (魚のトマト&ワイン煮込み) / クロアチア
食材となる魚を3回泳がせるクロアチアのシチュー。海の中で泳いだ魚を、オリーブオイルの中で泳がせる。最後にワインの中で泳がせて出来上がり。想像力あふれる表現がピッタリなシチューです。
ムニエル (現地レシピ+醤油) / フランス
有名なムニエル…歴史をたどると…北欧のいわゆる海賊・ヴァイキングが大きく関与していたように思います。バターをふんだんに使う現地のレシピに醤油を少し加えて作りました。