
どんな料理?
ひき肉とスパイスで作るインドのシチュー。
私は鶏肉で作りましたが、現地では手間をかけて切り分けたマトンを使う高価な料理です。
名前
Keema=ground meat=ひき肉
歴史①
16世紀、ムガール帝国がインドを支配していた時に誕生した料理です。
詳細は不明ですが、ペルシャ、中央アジア、ヒンドゥーの各文化がミックスされて自然に誕生した料理だと思います。
※ムガール帝国=1526年から1858年まで存続。トルコ系イスラム王朝。
歴史② / 1,2代目皇帝時代
ムガール帝国初代皇帝はヒンドゥーの文化に全く興味を示さなかったのですが、2代目皇帝時代に変化が訪れました。
彼はペルシャの文化を愛していたので、ペルシャの料理人をインドに連れてきます。
ペルシャから来た料理人は、自分達の料理にインドのスパイスを加えました。
つまり、この時にペルシャ、中央アジア、ヒンドゥーの文化が融合したのです。
歴史③ / 3代目皇帝時代
この頃には北インドからも料理人が集められていたので、北インド各地の様々な文化や伝統がミックスされた新しい料理が誕生しました。
ひき肉がどこから来たのかは不明ですが、キーマの最も古い記録は、この3代目皇帝時代のものです。
※3代目皇帝=1556年から1605年まで在位した。
感想
今回は日本で暮らすインド人のレシピに私の好みを加えて作りました。
通常のカレーと比べて、ひき肉を使用することで口当たりがよくなりますね😎
安い肉でもひき肉にすれば口当たりがよくなるわけですから、不人気な部位や残った肉の再利用も兼ねて誕生したのかなと感じました😎

キーマのレシピ
日本在住インド人のレシピを参考にして作りました。
Ingredients
No.1
- 2 大さじ オリーブオイル
- 1 個 玉ねぎ / みじん切り
No.2
- 300 g 鶏ひき肉
No.3
- 2 大さじ カレー粉
- 2 つまみ ガラムマサラ
- 2 つまみ クミン
- 2 つまみ 塩
No.4
- 400 ml 水
- 15 g ニンニク / すりおろし
- 15 g 生姜 / すりおろし
- 1 個 トマト / さいの目切り
- 85 g グリーンピース
- 1 大さじ ウスターソース
No.5
- Free パルメザンチーズ
- Free コリアンダー
Instructions
- 油で玉ねぎを炒める。好きな状態になるまで。
- 鶏肉を加える。炒める。好きな状態になるまで。
- カレー粉、ガラムマサラ、クミン、塩を加える。数分炒める。
- 水、ニンニク、生姜、トマト、グリーンピース、ウスターソースを加える。蓋をして弱火で15分煮込む。
- チーズとコリアンダーを振りかける。完成
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