どんな料理?
酢と醤油で肉を調理するフィリピンの料理。
私は鶏肉で作りましたが、豚肉や魚、野菜版もあります。

名前
アドボ=スペイン語のadobarに由来する名前。
マリネという意味。

歴史
古代から存在する料理です。
フィリピンに上陸したマレー人が、熱帯地域で食料を保存するために生み出しました。
酢と塩によって、細菌発生に望ましくない環境を作り出したのです。
中国人商人によって醤油がもたらされてからは、塩を醤油に置き換えました。
フィリピンは960〜1279年に中国の福建省と貿易を行っていたので、醤油はこの頃に持ち込まれたのだと思います。
※他説あり。

スペイン語圏のアドボ
アドボはスペイン語圏でもよく見かけますが、恐らくフィリピンアドボとは関係ありません。
フィリピンアドボの名前はスペイン語ですが、これは16世紀にスペインがフィリピンに上陸した際、スペインのアドボに見た目が似ていることから「原住民のアドボ」と呼ばれたからです。
実際に見た目は似ていますが、調理法や食材が異なります。
スペイン語圏のアドボはマリネした食材を焼いたり揚げたりする料理で、パプリカなども使います。
フィリピンアドボは食材を煮込み、パプリカなどは使いません。

その他
基本的にご飯と食べる料理なので、私は丼スタイルで食べました。
美味しい😎 酢と醤油の組み合わせと言えば私は寿司をイメージします。
寿司とは全く違う味ですが、大半の日本人が好むはずです😎

アドボのレシピ
現地のレシピ
Ingredients
No.1
- 1 大さじ 油
- 15 g ニンニク
- 300 g 鶏肉 / 好きな部位 / 好きなサイズに切る
- 1 個 玉ねぎ / スライス
No.2
- 2 大さじ 砂糖
- 80 ml 酢
- 120 ml 醤油
- 180 ml 水 / 鍋のサイズ次第
- 1 枚 月桂樹の葉
- 1 個 八角
- 1 つまみ 胡椒
- 1 個 ゆでたまご
Instructions
- 油でニンニク、鶏肉、玉ねぎを炒めます。好きな状態になるまで。
- 残りの材料を加えます。混ぜます。沸騰したら蓋をします。弱火で30分煮込みます。完成
Video
Notes
・家庭ごとにレシピは異なります。 ・このレシピはマリネを省略するバージョンです。 ・酢、醤油の比率は好みによります。 ・酢の種類も好みによります。 ・煮汁をかける場合は少量がオススメです。 ・水分が蒸発すると酸味と塩味が強くなるので、必要に応じて水を加えてください。
コメントを残す