どんな料理?
ロシア料理・ビーフストロガノフのブラジル版です。
ブラジルでは一般的に、細切りフライドポテトと白米添えて食べます。
牛肉以外に、鶏肉やエビが使われることも多いです。
今回は鶏肉で作りました。
ロシアからブラジルへ
1950年代、リオデジャネイロでビーフストロガノフが出回り始めました。
第二次世界大戦後、アメリカ・ニューヨークでビーフストロガノフとオリヴィエサラダが流行し、これがブラジルにも伝わったのです。
徐々に人気を得るようになり、1980年代には大流行。
今も高い人気を誇っています。



ただ、その他の経緯で伝わった可能性もある料理です。
ブラジルは、奴隷制度廃止後の労働力確保を目的に、多くの移民を受け入れました。
移民はポルトガル、イタリア、レバノンの順に多いのですが、ロシアやフランスからの移民もいたのです。
本家ビーフストロガノフは、フランス人シェフがロシアで開発しました。
人によってはもっと早い段階で食べていたかもしれません。

ロシア版とブラジル版の違い
共にバリエーションが多いので、一言で述べるのは難しいのですが…
ブラジル版は、
・ロシア版よりもトマトソースの量が多く、ケチャップ、マスタード、コニャックやブランデーを使うこともあります。
・サワークリームではなく生クリームを使います。
・ロシアではジャガイモに添えて食べますが、細切りフライドポテトと白米を添えて食べます。
・色がピンク、オレンジ系統。
という特徴があります。

感想
私はロシア版もブラジル版も大好きです。
ブラジル版は、味付けされた細切りフライドポテトが必須ですね。
これによって塩分と油分が加わることはもちろん、味も食感も大きく変化します。
これが個性を生み出していると感じました。
比較しやすいように、ロシア版の写真も2パターン掲載しておきます。

ブラジル版ストロガノフのレシピ
Ingredients
No.1
- 500 g 鶏肉 / 一口サイズ
- 1 大さじ 小麦粉
- 2 つまみ 塩
No.2
- 1 大さじ オリーブオイル
- 15 g バター
- 15 g ニンニク
No.4
- 1 玉ねぎ / みじん切り
- 100 g マッシュルーム / スライス
- 6 大さじ ケチャップ
- 2 大さじ マスタード
Others
- 200 ml 生クリーム
- Free 塩
- Free 胡椒
- Free 細切りフライドポテト / 重要
- Free パセリ
Instructions
- 鶏肉に塩と小麦粉をまぶします。
- 鍋にオリーブオイル、バター、ニンニクを入れます。炒めます。香りがするまで。
- 鶏肉を加えて炒めます。色が変わるまで。
- 玉ねぎ、マッシュルーム、ケチャップ、マスタードを加えます。2分炒めます。中火。
- 生クリームを加えます。混ぜます。沸騰させます。蓋をします。弱火で5分煮込みます。塩と胡椒で味を調整します。
- 細切りフライドポテト、白米を添えます。パセリを振りかけます。完成
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