どんな料理?
茹でた鶏肉と、そのスープで炊いた米を3種類のソースで食べるシンガポールの料理。
かつて同じ国だったマレーシアのほか、東南アジア各国に同様の料理があります。
歴史
中国・海南省の文昌鶏という料理にルーツがあります。
文昌鶏は1190年代に海南省文昌市の関係者が、地元の鶏を使って皇帝に献上した料理です。
時代を経て農家の家庭料理となり、19世紀にこの地域からシンガポールへ移住した人が、文昌鶏を改良してシンガポールチキンライスが誕生しました。
普及
この料理が普及したのは1940年代です。
シンガポールがイギリスの植民地だった19世紀に、海南から移民がやって来ました。
ただ、方言が原因で、既に暮らしていた中国人移民とコミュニケーションがうまくとれなかったのです。
そのため海南から来た移民は主要産業に就業できず、多くの人がイギリス人入植者に仕えることになります。
しかし、第二次世界大戦中に日本がシンガポールを占領したので、イギリスに仕えていた人々は収入源を失いました。
収入を得るために、彼らはチキンライスレストランを開業したのです。
これが普及するきっかけとなりました。
その他
この料理は鶏肉を丸ごと1匹茹でてスープを作り、それで炊飯します。
ただ、私の国ではそのような鶏肉を入手することは一般的ではありません。
今回は入手できる食材に合わせて簡単なレシピで作りました。
味の濃さが程よいので、様々なソースで楽しめる面白い料理ですね😎

シンガポールチキンライスのレシピ
現地のレシピを参考にして作りました。
Ingredients
- 2 枚 鶏肉 / 胸肉やもも肉
- Free 塩
- 300 g 米
- 300 ml 調理器具と米の種類次第
- 10 g ニンニク / すりおろし
- 10 g 生姜 / すりおろし
- 5 g チキンスープの素
- 1 大さじ ごま油
Instructions
- フォークで鶏肉全体に穴をあける。
- 皮面に塩をすりこむ。
- 炊飯器に米と水を入れる。30分放置する。
- ニンニク、生姜、チキンスープの素を加える。混ぜる。
- ごま油を加える。その上に鶏肉を置く。皮面を下にする。
- 炊飯する。完成
Notes
「醤油たれ」 ・小さじ3_醤油 ・小さじ1_オイスターソース ・小さじ1_砂糖 「生姜たれ」 ・小さじ3_生姜/すりおろし ・小さじ1_レモン果汁 ・小さじ1_砂糖 「チリソース」 ・小さじ3_スイートチリソース ・小さじ1_ナンプラー ・小さじ1_レモン果汁
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