皇帝が愛したベルギーのチキンクリームシチュー。元々は魚で作られていた料理です。フランダース地方の郷土料理で、500年近い歴史を持ちます。ご飯、パン、どちらと食べても美味しい素敵な一品です。日本のクリームシチューと比べるとサラッとしています。
鶏肉
タッカルビ (鶏肉のスパイシー炒め) / 韓国
辛さの中に甘みもある。これまで食べた韓国料理の中でずば抜けて美味しかったです。韓国在住日本人のレシピと、韓国人数名のレシピを組み合わせて作りました。現地ではカレー粉も少し入れます。これがポイント。コチュジャンとカレー粉の強い味が、バランスよく染み込んだ鶏肉。最高です。
ケジェヌ (鶏肉と野菜の無水煮込み) / コートジボワール
タジン鍋にルーツを持つ伝統的な無水調理。鍋に食材を入れて、蓋をして、火をつけて、掃除や筋トレをして、疲れたら火を止める。たったこれだけで美味しい料理の出来上がり。なんらかのスープストックを用いれば、より現地の味に近くなります。
タマレ (メキシコ流ちまき) / メキシコ
作るのが大変な料理です。現地でもそのように認識されてます。しかし、家族や友人と一緒に作ることで仲を深める、大切な料理です。タコスなどに比べて日本ではそれほど知られていませんが、メキシコを代表する伝統料理と言っても過言ではないでしょう。
カントリーキャプテン (カレー風味のチキンシチュー) / アメリカ
珍しいアメリカのカレー。エキゾチックで失敗のリスクが少ないカレーは、社交の場を設ける機会が多かった米軍将校の妻が特に気に入っていました。
ローマ流カチャトーラ (鶏肉のニンニク&ハーブ煮込み) / イタリア
イタリアの猟師にルーツがある料理。トマトを用いた赤いカチャトーラが有名ですが、こちらはトマトを用いないローマ流のもの。現地のレシピでいただきました。パンはもちろん、米との相性も抜群です。
鶏の叫び (アゼルバイジャンの親子丼) / アゼルバイジャン
アゼルバイジャンの親子丼。
本来はピラフと食べるものですが、白米と合わせてみました。
ドーブドプーレ (アフリカのフランス風島カレー) / モーリシャス
アフリカの島カレー。フランスが持ち込んだビーフシチューに、各地からやってきた移民が様々な食材を加えることで誕生しました。
シンガポールチキンライス / シンガポール
東南アジア各国で親しまれているチキンライスの元祖。中国から移住してきた人々は、当時のシンガポールを占領していたイギリス人に仕えました。しかし、日本軍がイギリスを破ってしまいます。収入源を失った移住者は故郷の郷土料理で店を営むようになり、多くの人が知る料理となりました。
キーマカレー (ひき肉とスパイスのシチュー) / インド
ひき肉で作るキーマカレー。現地ではシチューという位置づけです。ペルシャ、中央アジア、ヒンドゥーの文化が融合して誕生しました。皇帝が愛した料理で、数百年の歴史があります。