どんな料理?
鶏肉をニンニクとハーブで味付けし、ワインでニュアンスを加えるイタリアの料理。
15-16世紀にイタリアのハンターによって作られた料理で、現代はトマトを用いた赤いものが有名です。
ただ、ローマではトマトを使いません。
名前
cacciatora=hunter=ハンター
鶏肉
紀元前4世紀、アレクサンダー大王によって鶏肉がイタリアに持ち込まれます。
珍味として重宝されたため、一部の人だけが食べられる食材でした。
しかし、時間の経過と共に飼育が容易になります。
15-16世紀にはその貴重性が失われ、多くの人が食べていました。
※他説あり。
カチャトーラ
この頃、ハンターの生活環境から自然に誕生した料理の一つがカチャトーラです。
・ハンターが持ち帰った獲物や鶏と、妻が集めた食材を一緒に調理した。
・屋外でも簡単に作れるので、ハンターが移動中に調理して食べた。
詳細は不明ですが、このような経緯で誕生したのでしょう。
その他
地域ごとに様々なバリエーションが存在します。
今回はローマスタイルのレシピを参考にして作りました。
美味しいだけでなく、さっぱりしていて後味も良いです。
パンかパスタと食べるのがベストでしょうが、米との相性も良くて感動しました🤩かつての猟師のように、屋外で作って食べても楽しめると思います。
また、さっぱりした味付けだからこそ、使うワインによって様々な風味を楽しめそうです😎
ちなみにトマトバージョンは牛丼屋の松屋でなぜか販売されていましたね。

ローマ流カチャトーラのレシピ
現地のレシピ
Ingredients
No.1
- 2 大さじ オリーブオイル
- 15 g ニンニク
- 300 g 鶏肉 / 好きな部位
No.2
- 1/2 個 玉ねぎ / みじん切り
- 1/2 個 にんじん / さいの目切り
No.3
- 75 g オリーブ
- 15 g ケッパー
- 100 g 舞茸
- 200 ml 白ワイン
- 2 本 ローズマリー
- 2 枚 月桂樹の葉
No.4
- Free 塩
- Free 胡椒
Instructions
- オリーブオイルでニンニクと鶏肉を炒める。色が変わるまで。
- 玉ねぎとニンジンを加える。好きな状態になるまで。
- オリーブ、ケッパー、舞茸、白ワイン、ローズマリー、月桂樹の葉を加える。混ぜる。蓋をして弱火で20分煮込む。
- 塩と胡椒で味を調整する。完成
Notes
・使用したワインは辛口で、酸味は普通のものです。 ・ワインビネガーを用いるレシピが多いのですが、省いた方が私の好みでした。
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