どんな料理?
トウモロコシ粉で肉や野菜を包んで蒸す、メキシコの料理。
メキシコやグアテマラで誕生し、現代ではアメリカ大陸各地で食べられています。
名前
・Tamale = wrapping = 包む
※ナワトル語
歴史
資料が乏しいのですが、紀元前5000年頃から存在していたと思われる料理です。
アステカ人やマヤ人、インカ人にとっての神聖な料理でありつつも、栄養価の高い携帯食品として愛されてきました。
スペインが上陸した16世紀になると様々な記録が残されます。
例えば、
・豆、肉、唐辛子を詰めたタマレをアステカ人から提供された。
・手間がかかる料理なので、特別な人だけが食べている。でも祭りの時は一般人も食べる。
というものです。
現代でも祭や祝いの時に食べることが多い料理ですが、市場でも売られているなど、神聖でありつつも馴染みのある料理として愛されています。
ちなみにこの料理は、先住民の移住に伴いラテンアメリカ各地へ伝えられたほか、スペインによってフィリピンやグアムにも持ち込まれました。
※国によって名前も作り方も異なります。
その他
タマレは大勢で一緒に作り、人との交流を深める料理という一面もあります。
今回自分で作ったことでこの意味がわかりました。
私はとても簡単なレシピで作りましたが、伝統的なレシピで作るとかなりの手間がかかります。
手間がかかる料理を大勢で作るからこそ、自然と人との交流が生まれるのでしょう。
味ですが、軽くてドライな食感でしたね。

タマレのレシピ
現地のレシピに調整を加えています。
Ingredients
No.1
- 300 g コーンミール(マサハリナ)
- 1 小さじ パプリカパウダー
- 1 小さじ クミン
- 1 小さじ チリパウダー
- 1 小さじ 塩
- 1 小さじ 胡椒
- 5 大さじ 溶かしたラード
- 3 大さじ 溶かしたバター
- 150 ml チキンストック
Others
- Free 具 / 好きな食材を好きな味付けで用意する。
- Free 好きなソース
Instructions
- コーンミール、パプリカパウダー、クミン、チリパウダー、塩、胡椒、ラード、バター、チキンストックを混ぜる。やや固めのクリーム状になるまで。
- アルミホイルに1番を載せる。1個につき大さじ3くらい。アルミホイルの端1/4当たりに軽くのばすようにのせる。
- その上に好きな食材(具)を載せる。
- 具を挟むように包む。丸める。余った個所は折る。
- 30-60分蒸す。
- 好きなソースをかける。完成
Notes
・本来はアルミホイルではなくトウモロコシの皮で作ります。
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