どんな料理?
鶏肉をスパイシーに炒める韓国の料理。
唐辛子などを発酵させて作るコチュジャンでマリネすることで、独特の強い味が生まれます。
名前
Dak=chicken=鶏肉
galbi=rib bone=あばら骨
歴史
1960年代、江原道・春川市の居酒屋で誕生した料理です。
テジカルビという、豚バラ肉に甘辛い下味をつけてから焼く料理の鶏肉版として開発されました。
この店は豚肉料理を中心に取り扱っていたのですが、四月革命の影響で豚肉の入手が困難になり、鶏肉で代用したのです。
タッカルビは一般的に鶏もも肉を使います。
しかし、テジカルビと同じ味を鶏肉で再現しようとした料理なので、あばら骨を意味する「カルビ」という名前がつけられました。
普及
鶏肉のほうが安いので、結果的に仕入れ値を抑えることができ、販売価格も抑えることができました。
1970年代には学生を中心に「庶民のカルビ」として人気を得て、1990年代には首都ソウルでタッカルビ専門店が増加。
2014年には韓国でのチーズブームと相まって、チーズタッカルビが誕生、定着しました。
今では多くの国で知名度を得つつあります。
感想
私は外食、内食問わず多くの韓国料理を食べてきました。
今回投稿したタッカルビは、これまで食べた韓国料理の中で一番美味しかったです。
ダントツ1位。一口食べたら独り言が止まらなくなる味。突出して美味しかったです。
辛さの中に甘みがある、でも辛い、でも甘みもある。本当に美味しいものを食べたときって、言葉で表現することが難しいと感じています。
今回のタッカルビもそうです。汗が止まらなくなるほどの辛さの中にある甘みが、なんとも言えないアクセントになってくれました。
辛い料理が好きな人には是非試してもらいたい料理です。
※私は使っていませんが、鶏肉と野菜以外に韓国餅やサツマイモなどもよく使われます。
※食べ終わった後に、タッカルビの味が残る鍋にライスを入れて、焼き飯を作ることが定番です。

タッカルビのレシピ
Ingredients
Marinade
- 300 g 鶏もも肉
- 3 大さじ コチュジャン
- 3 大さじ 唐辛子フレーク
- 3 大さじ 醤油
- 3 大さじ みりん or ライスワイン
- 3 大さじ すりおろしにんにく
- 3 大さじ すりおろし生姜
- 3 大さじ 砂糖
- 1 大さじ カレー粉
- 1 大さじ ごま油
Others
- 50 ml 水
- 300 g 野菜
Instructions
- 鶏肉、コチュジャン、唐辛子フレーク、醤油、みりん、ニンニク、生姜、砂糖、カレー粉、ごま油を混ぜる。冷蔵庫で一晩冷やす。
- 弱火で肉を炒める。野菜を加える。マリネ液も加える。炒める。
- ある程度炒めたら水を加える。蓋をする。好きな状態になるまで煮込む。完成
コメントを残す