どんな料理?
カレー粉で味付けするアメリカ南部のチキンシチュー。
F•ルーズベルトやJ•パットンが好んだ料理です。
炒めた鶏肉、玉ねぎ、カレー粉またはスパイスで作るのが基本ですが、様々なバージョンが存在します。
今回はよく見かける「レーズン、アーモンド、トマト」などを加えて作りました。
丼スタイルになっていますが、これは私の好みです。
名前
カントリーキャプテン=インドから来た船長
※カントリーはインド由来のものに名付けられることがあります。
歴史
インドのチキンカレーがイギリスを経由してアメリカへ伝わり、様々な調整が加えられて誕生した料理です。
1800年代、香辛料貿易の重要な港であったサウスカロライナ州チャールストン、またはジョージア州サバンナに、東インド会社のイギリス人船長がやって来ました。
彼はここで歓迎されたので、そのお礼にチキンカレーを伝えたのです。
普及
この料理は簡単で作り置きもできます。
また、当時はインドに由来する知識や物にステータス性がありました。
失敗のリスクが少なく、エキゾチックでステータス性まであるこの料理。
社交の機会を設けることが多かった米軍将校の妻が特に好みました。
ただ、現在もあまり知られていません。
その他
この料理はこれまでに数回作りました。
私は様々な料理の歴史を調べていますが、そのきっかけとなったなったものがこの料理です。
名前の響きがかっこいいな~、ちょっと調べてみよう、歴史がわかりそうでわからない、意地になって深く調べる、日本語では情報が少なすぎる、英語で調べると色々判明する、調べた結果いろいろわかる。それが面白い、となりましてね。
こうして料理の歴史を調べることが好きになり、今に至ります。
きっかけを与えてくれたこの料理は、スパイスの辛味、トマトの酸味、レーズンの甘味、鶏肉と野菜の旨味、全てを堪能できる面白い料理です😎

カントリーキャプテンのレシピ
Ingredients
No.1
- 300 g 鶏もも肉 / 一口サイズに切る
- Free 塩
- Free 胡椒
- Free 小麦粉
No.2
- 1 大さじ オリーブオイル
No.3
- 15 g バター
- 10 g ニンニク
- 1 個 玉ねぎ / みじん切り
- 3 個 ピーマン or パプリカ / みじん切り
No.4
- 1 缶 トマト缶 / 400g
- 1 大さじ カレー粉
- 1 つまみ クミン
- 1 つまみ ガラムマサラ
- 5 g チキンストックキューブ
- 180 ml 水
- 100 g レーズン
No.5
- Free ライス
- Free アーモンド
- Free パセリ
Instructions
- 鶏肉に塩、胡椒、小麦粉をまぶす。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を炒める。色が変わるまで。皿に移す。
- 同じフライパンでバター、ニンニク、玉ねぎ、ピーマンを炒める。
- 鶏肉、トマト缶、カレー粉、クミン、ガラムマサラ、チキンストックキューブ、水、レーズンを加える。混ぜる。沸騰したら蓋をする。弱火で30分煮込む。
- ライスに添えて、アーモンドとパセリを振りかける。完成
ナッツ類とレーズンのおかげか?不思議な味でとても美味しかったです(^^)