どんな料理?
ザワークラウト、豆、豚肉などで作るスロベニアの料理。
スロベニアだけでなくクロアチア北西部、北東イタリアでも食べられています。

名前
Jota=ガリシア語でスープを意味する言葉に由来する。

歴史
スロベニアとイタリアの国境付近で誕生した料理です。
いつから存在しているのかは判明していませんが、野菜スープは世界中で古代から存在しています。
時代と共にどのように進化してきたのかを、食材の歴史をもとに記載しました。

もともと存在していたであろう煮込み料理に…
・15世紀、現在で言うドイツから移住してきた人によりザワークラウトがもたらされました。
・その後、アメリカ大陸からやってきたジャガイモ、インゲン豆、トマト(オプション)が加わります。
・19世紀、イギリスで誕生した新種の豚肉が欧州各国で普及しました。

情勢や食文化等も考慮すると、現代のJotaとほぼ同じものは、アメリカ大陸からやってきた食材が加わった時点で誕生した可能性が高いです。
また、新品種の豚肉をスロベニアも取り入れたのであれば、外観も味も現代のJotaとほぼ同じものは、19世紀に誕生したと考えられます。
感想
ザワークラウトの酸味が効きつつも、あっさりした素朴なこの料理。
基本的に冬の料理ですが、夏には冷ましてから食べることもある料理なので、色々試しました。
個人的には少し冷めたものが好きです😎
また、パン、特に固いパンとの相性が抜群でした😎
今回は使いませんでしたが、何らかのスパイスを加えても美味しいでしょう♪

ヨータのレシピ
現地のレシピ
Ingredients
No.1
- 2 大さじ オリーブオイル
- 1 玉ねぎ / みじん切り
- 250 g ベーコン / 食べやすいサイズに切る
No.2
- 15 g ニンニク / すりおろし
- 3 ジャガイモ / さいの目切り
- 400 g ザワークラウト / 洗う
- 10 g コンソメキューブ
- 2 大さじ トマトペースト / オプション
- 1000 ml 水 / 鍋のサイズ次第
- 1 月桂樹の葉
No.3
- 1 インゲン豆 / 水煮缶 / 洗う
No.4
- Free 塩
- Free 胡椒
- Free ディル / オプション
Instructions
- オリーブオイルで玉ねぎとベーコンを炒める。玉ねぎの色が少し変わるまで。
- ニンニク、ジャガイモ、ザワークラウト、コンソメキューブ、トマトペースト、水、月桂樹の葉を加える。混ぜる。沸騰したら蓋をする。弱火で20分煮込む。時々かき混ぜる。
- インゲン豆を加える。蓋をする。弱火で10分煮込む。
- 塩と胡椒で味を調整する。ディルを振りかける。完成
Notes
・ベーコンではなく、ハムやソーセージ、豚肉でもOKです。 ・ザワークラウトではなく、酸味の効いたカブでもOKです。 ・小麦粉でとろみをつけたり、ジャガイモをマッシュしてもOKです。 ・地域や家庭によって食材は変わります。パンではなくポレンタ(コーンミールで作るお粥)と食べる地域もあります。
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