どんな料理?
食べるとホッとする、ポルトガルのグリーンスープ。
ジャガイモ、コラードグリーン、オリーブオイル、ニンニク、塩で作ります。

ポルトガルを代表する一品で、前菜にもおかずにもなるスープです。
大晦日の夜に食べる「年越しスープ」という一面もあります。

名前
・Caldo=broth=スープ
・Verde=green=緑

歴史
このスープは、ポルトガル国内で早くからジャガイモが栽培されてきた、北部のミンホで誕生しました。
寒い日に訪問者の体を暖める料理として、農民が生み出したのです。
1760年にはミンホなどでジャガイモが栽培されていたので、早ければこの頃には存在していたと思われます。

19世紀になると人口が増加したため、ジャガイモが農民を中心に普及しました。
ジャガイモの食べ方として、このスープも一緒に広まったのでしょう。
現在では、このスープはポルトガル全土に普及しており、一般家庭だけでなく、高級レストランでも提供されています。
また、ブラジルやマサチューセッツ、ニュージャージーなど、ポルトガル系移民が多い国や地域でも人気です。
感想
私はこれを一口食べた瞬間に、なぜかホッとしました。
うまく表現できませんが…
朝食べてホッとして、夜にも食べてホッとする。
翌朝にも食べてホッとして、その夜にも食べてホッとする。
ジャガイモの濃度がそうさせているのか…理由はわかりませんが、とにかくホッとするんです笑

作りたても、翌日も、冷めた状態でも美味しいこのスープ。
しかも…なぜかホッとする。
簡単に作れるので、多くの人にオススメします。

カルドヴェルデのレシピ
現地のレシピに調整を加えています。
Ingredients
No.1
- 3 大さじ オリーブオイル
- 1 玉ねぎ みじん切り
- 10 g ニンニク スライス
No.2,3
- 4 ジャガイモ さいの目切り
- 1000 ml 水 鍋のサイズや好みの濃度次第
- 1 小さじ 塩
- 150 g チョリソー
No.4
- 300 g ケール / 現地ではコラードグリーン みじん切り / 現地では千切り
No.5
- 2 大さじ オリーブオイル
Instructions
- オリーブオイルで玉ねぎとニンニクを炒める。
- ジャガイモ、水、塩、チョリソーを加える。沸騰したら蓋をする。弱火で20分調理する。
- チョリソーを取り出す。ジャガイモを潰して好みの濃度にする。
- ケールを加える。スライスしたチョリソーを加える。蓋をして弱火で10分調理する。
- オリーブオイルを加えて混ぜる。完成
Video
Notes
・最初から全てを煮込んだり、最後にチョリソーを加えるレシピなど、多くのバリエーションが存在します。 ・ポルトガルには様々なソーセージがあります。Linguicaなどがよく使われています。 ・現地ではコラードグリーンを千切りにするのですが、私は刻まれたケールを購入して使用しました。ケール、小松菜、ほうれん草、カラシナなどで代用可能です。ちなみに…私はコラードグリーンを見たことがありません。日本で一般的なケールとは少し異なります。 ・どのレシピもブレンダーでジャガイモなどを潰していましたが、私のブレンダーは故障中なので…汗
これ食べたことあります!
簡単に作れるんですね!
コメントありがとうございます!
凄く簡単です♪
なのに…美味しいです笑
緑野菜は、小松菜などでもOKです♪