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どんな料理?
パンでチーズを巻いてから焼く、ニュージーランド南島のサウスランド、オタゴの料理。
歴史
1912年、主婦の工夫によって誕生した料理です。
子供がたくさんいた彼女はパンを薄くスライスし、チーズと残ったスープ、卵を混ぜてパンに広げました。
それらを一気にまとめて調理するために、ロール状にしてから焼き上げたことで誕生した料理です。
※他説あり

下記は私の推測ですが、
サウスランドやオタゴは1848年にスコットランドとアイルランドから移住してきた人々が牧畜を始め、開拓してきた地域です。
1880年代には酪農と乳製品加工が発展しました。
また、スコットランドとアイルランドには「Plain loaf」という伝統的な食パンがあります。
このパンを乳製品と組み合わせ、上述したように主婦が工夫したことで誕生し、他の主婦が改良し、今に至るのではないでしょうか。
ちなみにサウスランドやオタゴは涼しい気候で冬は寒い地域です。
そのためスープをよく食べるそうですが、カリッとしたチーズロールとスープの相性が良いことも普及した理由だと思います。
※レシピが発表されたのは1935年。新聞にて。
感想
この料理は「考えて作られた料理」というよりも、「生活環境から誕生したアイデア料理」だと私は感じました。
試行錯誤して生み出された料理も魅力的ですが、この料理は、考えただけでは得られない魅力があります。
トーストする前にバターでコーティングするからでしょう。
単純な料理ですが、カリッとした食感が病みつきになりますね。
日本のパンだとロールする時に割れてしまうので、麺棒などで伸ばしてから作ることをオススメします😎

チーズロールのレシピ
現地のレシピ
Ingredients
- 250 g チェダーチーズ / すりおろし
- 1/2 玉ねぎ / みじん切り
- 200 ml 牛乳
- 5 g オニオンスープストック
- Free 食パン / 耳は切っても切らなくてもOK
Instructions
- 鍋にチェダーチーズ、玉ねぎ、牛乳、オニオンスープストックを入れる。弱火で溶かしながら混ぜる。
- パンの片面に1番を塗る。丸める。
- パンの外側にバターを塗る。パンを焼く。完成
Notes
※現地ではオーブンで焼きますが、バターを熱したフライパンで焼いても良いと思います。
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