どんな料理?
肉、米、スパイスなどで構成されるパキスタンの料理。
独特の作り方と香りを持つ美味しい料理です。
シンディビリヤニは数多くの種類があるビリヤニの中でも非常に人気があります。
名前
・シンディ=パキスタンのシンド州
・ビリヤニ=ペルシャ語で米、揚げる、ローストする
歴史
正確な起源は不明です。
確認できる記録をもとに、ビリヤニ全般について書きます。
ビリヤニは、炒めた米を様々な食材と調理するプラオ(ピラフ)にスパイスを加え、調理法も変えた料理です。
1526年から1858年まで存続したトルコ系イスラム王朝ムガール帝国時代に誕生、発展しました。
ムガール帝国初代皇帝バーブルは、新しい土地の文化に馴染めなかったため、ペルシャや中央アジア風の肉料理を好んで食べていた人物です。
2代目皇帝フマユーンは、プラオを愛しつつ、異文化にも興味を示しました。
恐らく彼の時代にスパイスが取り入れられ、現代のビリヤニに繋がるものが誕生したのだと思います。
ちなみにムガール帝国の記録では、ビリヤニとプラオを区別していません。
いつビリヤニと呼ばれるようになったのか、いつ現代のスタイルと同じものになったのかは不明です。
※7世紀にはイスラム教が伝わっているので、この頃には存在していた可能性もあります。
感想
今回はパキスタン製のシンディビリヤニマサラで作りました。
バスマティとスパイスの香りが漂い、異文化を堪能できる面白い料理です。
大量に作ったので数日はこれだけを食べて過ごします😎

シンディビリヤニのレシピ
現地のレシピ/全投稿の中で一番難しいです
Ingredients
No.1
- 50 ml 油
- 1 個 玉ねぎ / スライス
- 500 g 鶏もも肉 / 好きなサイズに切る
- 3 大さじ ジンジャーガーリックペースト
No.2
- 30 g シンディビリヤニマサラ
- 1 個 ジャガイモ / さいの目切り
- 50 ml ヨーグルト
No.3
- 50 ml 水
No.4
- 2 個 トマト / スライス
- 5 個 青唐辛子
- Free コリアンダー / みじん切り
- Free ミント / みじん切り
No.6
- 500 g バスマティライス
Instructions
- 玉ねぎを揚げる。金色になるまで。肉とジンジャーガーリックペーストを加える。炒める。
- シンディビリヤニマサラ、ジャガイモ、ヨーグルトを加える。5分炒める。
- 水を加える。蓋をして、肉が柔らかくなるまで調理する。
- トマト、青唐辛子、コリアンダー、ミントを加える。混ぜない。
- 蓋をして弱火で5分調理する。
- 別の鍋でバスマティライスを調理する。 →米をよく洗う。30分浸水させる。 →鍋に水1Lと塩大さじ1を入れる。沸騰したら米を入れる。10分煮込む。ざるにあげる。少し芯が残るくらいで良い。
- 6番を5番に加える。混ぜない。蓋をして、極弱火で10-20分調理する。
- 混ぜる。完成
Notes
・全投稿の中で一番難しい料理です。初めて作りましたが、奇跡的に美味しく作れました。冗談抜きで奇跡です。再現するのは無理です。 ・7番 →使う米の種類、5番の水の量、調理器具によって時間は異なります。直感で20分調理したところ、奇跡的に満足できる味になりました。 ※写真にはありませんが、野菜とヨーグルトで作るライタを添えて食べることが多い料理です。辛味がマイルドになります。 ・シンディビリヤニマサラの香りは強烈です。故に異国情緒を味わえます。が!日本人の場合、出勤前に食べるのは控えたほうが良いかと。
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