どんな料理?
肉と玉ねぎを炒めて煮込む、中央アジア・キルギスの料理。
とても簡単で美味しいこの料理は、キルギスだけでなく中央アジア各国で食べられています。
今回はキルギスのレシピを参考にしたので、キルギス料理という設定にしました。
名前
Kuurdak=キルギス語やウズベク語で「ロースト」や「フライ」を意味する言葉に由来する。
遊牧民の料理
これは古代の遊牧民時代から続く料理です。
キルギスは長い間遊牧生活を送ってきましたが、1930年代に定住化政策がとられたので、現代ではほぼ遊牧民ではありません。
しかし、キルギス人は遊牧民だった先祖から受け継いだ、肉や乳製品を大切にしています。
また、キルギスという国は夏は暑く冬は寒い国です。
ここに遊牧が加わります。
つまり、体力を消耗しやすい環境下で生活してきたのです。
だからこそ、遊牧民が簡単に入手できる肉を、疲れていても簡単に調理できて栄養も摂取できるこの料理が誕生し、シルクロードから持ち込まれたスパイスなどが加わり、現代にまで受け継がれてきたのではないでしょうか。
長期保存を目的としたものや、内臓を中心に使ったもの、玉ねぎを省いたものなど様々なバリエーションがあります。
その他
今回は肉と玉ねぎにジャガイモを加えた現代版を作りました。
これまで投稿してきた中で、最もレシピが出回っていなかった料理です。
炒めて少し煮込むだけなので、世界中の人が無意識に同様の料理を食べているからでしょう。
遠く離れた国で大昔から食べ続けられている料理を、何の意識もせずに食べていたとは…実に感慨深いです😎

クールダックのレシピ
現地のレシピに調整を加えています。
Ingredients
No.1
- 15 ml 油 / 本来は100ml以上使う
- 500 g 牛肉&ラム肉 / 羊肉、牛肉、馬肉を使うことが多い
No.2
- 3/4 玉ねぎ / スライス
- 4 ジャガイモ / 一口サイズ
No.3
- 15 g ニンニク
- 100 ml 水 / 調理器具次第
No.4
- Free 塩&胡椒
No.5
- 1/4 玉ねぎ / スライス
- Free 青ネギ / オプション
Instructions
- 肉を一口サイズに切る。油を熱する。肉を炒める。
- 玉ねぎとジャガイモを加える。炒める。
- ニンニクと水を加える。蓋をして弱火で煮込む。好きな状態になるまで。
- 塩と胡椒で味付けする。皿に盛りつける。
- 玉ねぎとネギを載せる。完成
Notes
・本来はもっと大量の油や羊脂(mutton tallow)を使います。 ・水の量を増やして30-60分煮込んでも良い。 ・玉ねぎは全て炒めても良い。
これこれ!この間キルギスに行って食べてきました!
コメントありがとうございます!
現地で食べた経験があるとは羨ましいです!
そんなちよちゃんさんに「これこれ!」と言ってもらえて光栄です!